毎日おなじベージュにブラウンのメイク。
たまには少しだけ、アイシャドウやリップの色を変えてみたくなるーー。
でも、流行を追いすぎるのも違うし、派手すぎる色は落ち着かない…。
そんなときは、映画のヒロインをお手本にしてみるのがおすすめです💄
彼女たちがまとう色は、物語のなかでその人の”強さ”や”優しさ”を映し出すように計算されていて、どれも印象的。
この記事では、映画の名シーンに登場する”色使い”をヒントに、
オトナの女性に似合うカラーメイクのアイデアをご紹介します。
上品で、少しだけ心がときめくような”自分らしい色”を見つけてみませんか?

映画から学ぶ”色使い”の魅力

色が持つ力|雰囲気を変える小さな魔法
映画の中では、登場人物の気持ちや物語のムードを
「色」で表現することがよくあります。
たとえば、淡いブルーのシーンには静けさや透明感を、
レッドには強さや情熱を感じることがありますよね。
メイクでもおなじように、色は印象を左右する大切な要素。
リップの色を少し変えるだけで、表情が柔らかく見えたり、
凛とした印象になったりします。
難しく考えず、映画を観るような感覚で、
「今日はどんな色で気分を変えよう?」と楽しむのがおすすめです🌿
映画のヒロインたちに共通する「印象に残る色」
映画を思い出すとき、ストーリーよりも先に”色”のイメージが浮かぶことってありますよね。
たとえば『アメリ』の深いグリーンと赤。
たとえば『ラ・ラ・ランド』の鮮やかなイエローのドレスなどーー。
どの作品にも、ヒロインを象徴する色があります。
それは、彼女たちの個性や生き方を映す「もうひとつの言葉」のようなもの。
自分のメイクやファッションでも、印象に残る色を少し取り入れてみると、
さりげなく気分を上げてくれるアクセントになります。
ヒロインの世界観をまとうーー映画別カラーメイクアイデア

『ラ・ラ・ランド』×気分を明るくする、サニーイエロー
夢を追いかけるふたりの恋を描いた『ラ・ラ・ランド』。
中でも印象的なのは、エマ・ストーン演じるミアが身にまとったイエロードレス。
夕暮れのロサンゼルスに映えるその色は「前向きなエネルギー」そのもの🌿
イエローは、顔周りに取り入れると肌を明るく見せ、気分まで軽やかにしてくれるカラー。
メイクでは、アイシャドウやネイルに少し加えるのも素敵です🍋
たとえば、ほんのり光を含んだシアーイエローのアイカラーや、
くすみを飛ばしてくれるイエローベースの下地など。
映画のワンシーンのように、自然体で前向きな自分を引き出してくれます。
『プラダを着た悪魔』×洗練レッドリップ
『プラダを着た悪魔』のアンディが、自分らしさを取り戻していく過程で印象的なのが、あのレッドリップ。
強さや自信を象徴する赤は、彼女が”他人の価値観ではなく、自分の軸で生きる”と決めた瞬間を彩ります。
仕事や家事に追われている日々でも、ひと塗りの赤があれば気持ちは前を向ける。
マット過ぎないシアーな赤を選べば、ナチュラルな服装にもなじみ、
頑張りすぎない”洗練”を叶えてくれます。
映画の中のアンディのように、自分のペースで凛と立つ。
そんな女性の象徴が、赤リップなのかもしれません。
『アメリ』×深みグリーンのアイメイク
『アメリ』の世界を彩るのは、レトロな赤や深いグリーン、そしてどこか温かい光。
アメリの不思議で自由な感性を表すように、メイクもどこか”普通じゃない”バランスが魅力です。
そんなアメリのように、深みグリーンのアイメイクを少しだけ取り入れてみると、
まぶたに陰影が生まれ、いつものメイクがグッと印象的に。
締め色にブラウンを選べば派手になりすぎず、オフィスにもなじみます。
気分を変えたい日や、少し新しい自分を見つけたい朝。
まぶたにほんの少しのグリーンをのせるだけで、日常に小さな冒険が生まれます。
『ブルージャスミン』×ヌーディベージュの上品メイク
『ブルージャスミン』の主人公・ジャスミンは、華やかさの裏にある不安や繊細さを抱えながらも、気品を失わない女性💄
彼女の印象をつくるのは、肌になじむヌーディベージュのメイクです。
ナチュラルなのに手を抜かない。
そんなメイクは、まさに”オトナの余裕”の象徴。
アイシャドウやチークをベージュトーンで統一し、
リップはツヤを抑えたピンクベージュを選ぶと、ふとした仕草やまなざしまで上品に。
「頑張りすぎずに整える」ーーそれが、心を落ち着かせたい日にもぴったりのメイク。
肩の力を抜いて、自分を丁寧に扱いたいときにおすすめです🌿
『マリー・アントワネット』×パステルピンクの透明感メイク
ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』は、スイートでありながら、切なく繊細な色使いが印象的な作品。
中でも印象に残るのが、ドレスや小物にあふれるパステルピンクの世界です。
この色をメイクに取り入れるなら、甘すぎないピンクを意識して。
肌なじみの良いピンクチークや、ふんわり透けるようなリップを選ぶと、可愛らしさの中に上品さが残ります。
アイメイクはベージュやピンクベージュで軽やかに仕上げると、
光を受けて自然に艶めくような透明感のある顔立ちに。
日常にもなじむ、上品で柔らかなフェミニンメイクです🌸
大人が”映画メイク”を取り入れるコツ

そのまま真似しない。トーンを落として日常仕様に
映画の中のヒロインたちは、照明や衣装、世界観まで計算された「作品の中の美しさ」。
だからこそ、スクリーンで見たままのメイクを再現すると、
日常では少し強く見えすぎてしまうこともあります。
おすすめは、色のトーンや質感をひとつだけ落とすこと。
- ビビットな赤リップは、くすみレッドに。
- 鮮やかなアイシャドウは、ベージュを重ねてニュアンスに。
トーンをやさしく整えるだけで、ぐっと洗練された印象になります。
メイクを「真似る」ではなく、「エッセンスを取り入れる」感覚🌿
そうすることで、映画の空気感をまといながらも、自分らしい美しさを自然に表現できます。
小物や香りで”映画の余韻”をまとう
メイクだけではなく、香りやアクセサリーでも映画の雰囲気を再現できます。
たとえば、やわらかなピンクメイクの日はフローラルな香水を、
凛としたレッドリップの日はウッディやシトラス系の香りを選んでみる。
視覚と嗅覚の両方で世界観をつくると、自分の中のテンションも上がりますよね💄
また、イヤリングやスカーフなどの小物も、さりげない映画の余韻を演出してくれる存在。
アメリならベレー帽、プラダを着た悪魔ならシルバーのアクセサリーなど、
ひとつ足すだけで気分を変えられるアイテムを、日々のスタイルに取り入れてみてください。
映画のヒロインたちのように、
日常の中にほんの少しの非日常をまとえたらーー
それだけで、明日がちょっと楽しくなる気がします。
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まとめ|映画の色から、自分の新しい魅力を見つけよう

映画の中のヒロインたちは、ただ「おしゃれ」なだけではなく、
色や質感を味方にして、自分らしさを表現している人たち。
鮮やかな赤も、やわらかなベージュも、まとう人によって全く違う表情を見せてくれます。
大切なのは、その色をどう自分の中で楽しむか。
「真似する」ではなく、「自分らしく取り入れる」。
少しだけトーンを変えたり、ポイントを絞ったりーー
その小さな工夫が、私たちの新しい魅力を引き出してくれます🕊
映画を観て、心がときめいたあの瞬間を、
メイクや装いに少しだけ映してみてください。
きっと、今の自分がもっと好きになるはずです。
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